我が家の長女、フレンチブルドッグのくうちゃんは現在10歳。

人間で言ったら綾小路きみまろの格好の餌食である中高年です。

 

生きていると年々体力は落ち、抵抗力は無くなっていくもの・・・

 

 

 

人でも犬でもその魔の手は容赦なく襲いかかります。

順番で行けば犬を看取る事など覚悟の上で飼っていたはずなんです。

 

でも暮らしていると「生」は永遠に続くような気がして

多少、目が白くなるとか耳が遠くなるなんて「老い」は感じても

こんなに早く覚悟が現実になる時がくるなんて思いもしませんでした・・・・・

 

 

 

 

 

ある日くうちゃんの体を撫でていると、喉元にポコンとしたしこりを感じました。

 

”こんなところにしこりなんて無かったような・・・”

 

そういえば最近は床を凄い勢いで舐めていたり、常に眠そうにしていた気がするので

念のため病院に連れていき、診察を受けることに。

 

でもまあ、変なしこりだったら取ってもらえばいいし、

以前にもお腹に変なしこりができて除去してもらって何もなく回復したので

そんな程度だろうと安易に考えていました。

 

 

診察台にくうちゃんを乗せると、先生は

「あ~、これですね・・・ん?ふたつありますね・・・あれ?胸と足にもしこりがありますねえ・・・・

ちょっと時間がかかりますが組織を少し採取して、専門機関にテストしてもらって

きちんと検査していいですか?」

と言われました。

 

どうもリンパに異常があるようで・・・・・リンパ腫、すなわち癌の可能性があると・・・・・

そうなれば抗がん剤治療になるのだと・・・・・

 

 

とりあえず診断結果が出ない事には話も治療も進められないので

「結果がきたらまたこちらから電話します」 と言われました。

 

 

そして、先ほど連絡があったのです。

 

 

やはり癌だったようで、抗がん剤治療をしていく事になったのですが、

いかんせん犬には人間のような強い薬は出来ないらしく、

完治させるという意味の治療ではなく、延命という意味なのだそうです。

 

 

 

 

 

「大変言いにくいですが・・・・

無治療であればあと半年、治療を続ければ一年と考えてください。」

 

 

 

 

 

あまりにも突然の余命宣告でした。

 

犬とはいっても家族です。

お犬様とまではいかないにしても、大切な家族の一員。

そこにいて当たり前だと思っていた命があと一年だなんて・・・・・

 

もっと元気な時に散歩に連れてってあげたらよかったとか

あれしてあげればよかった、これしてあげたらよかったとか

後悔の念は嫌でも浮かんでしまいますが、

振り返って後悔したって時間は戻らないから

残った時間をいかに後悔しないように接していくか。

いかに楽しい時間にさせてあげられるかに切り替えて、

一年といわず、二年三年と生きられるように愛情を注いであげたいと

強く思いました。

 

 

 

 

こんな内容を書いてしまったら、

わざわざ覗いてくださった皆様の気持ちが下がっちゃうかな・・・

とか考えてしまい、書こうかどうか迷ったのですが、

ホームページからお問い合わせいただくお客様からよく、くうちゃんネタのご感想をいただきます。

ありがたい事に、多くの方々に気にかけていただいているマスコットガールですので、

近況を報告させていただきました。

 

わざわざネガティブな話持ってくるなよー!と、

もし気分を害された方がみえたらごめんなさい(>人<)

そのように感じた方はスルーしちゃってくださいm(_ _)m

 

 

 

まだまだ、人が何か食べていると「忍法・ガン見」の技で

もの凄い威圧とアピールをしてくるほど食欲もあるので大丈夫です(^_^;)

そして私も前向きに考えるようにしたので大丈夫です(^-^)

 

 

 

 

 

命って当たり前みたいで当たり前じゃないんだな・・・・

とつくづく感じた切ないお話。

 

でした(^-^)