今日は息子がクリスマスプレゼントに希望しているゲームの発売日。

 

売り切れとかなってたら探し回らないといけないし、

そんな時間は師走の大人にとってシャレにならないってんで、

私は今朝から ”ゲームを買いに行く日” と頭で繰り返してますφ(・д・。)

 

なにぶんすぐに薄れていってしまう為

自分にインプットする作業が年々激しくなっちゃうお年頃デス(+_+)

 

 

 

そんなこんなで脳内インプット作業を丹念にしていたら

海馬(脳の記憶をつかさどる部分)が珍しく作動しだし、

なんとも親不孝な幼少の自分を思い出しました(´Д`;)

 

 

 

それは私が小学2年のクリスマス。

 

目が覚めると枕元にはクリスマス柄の包装紙に包まれた

気分を躍らせてやまない箱が鎮座していました。

まぎれもなく ”サンタさんからのプレゼント♪” ですヽ( ´¬`)ノ

 

中見はあらかじめサンタさんにリクエストをしておいた

「下がふわふわの運動靴」

 

その時の乏しいボキャブラリーの中から

必死にピックアップした選りすぐりの表現です。

確かに「下がふわふわの運動靴」と母にお願いしておいた

という記憶があります。

 

その頃学校ではみんなズック(若い人はわからんじゃろうが(´-ω-`))

のようなペタンコの靴から、

ミズノやアシックスのような下がスポンジのようになった

いわゆる運動靴にトレンドが動きつつあったのです。

 

そのナウい波に乗ってみたかった!

運動靴デビューがしたかった!

ズックなんて子供っぽくってやんなっちゃう!

ふわふわの運動靴は足が速くなるってもっぱらの噂だし!

 

小さいころから朝が弱い私も

その時ばかりはテンションマックスです。

衝動を抑えきれず包装紙をビリビリ~~~~~~!!!

早くお顔を見せておくれよ、ふわふわちゃん♪

 

 

包装紙を破るとお目見えしたのは

スヌーピーが大きく描かれた箱が登場。

 

ほおほお・・・・スヌーピー・・・・・

みんなのは絵とかないけど私のはあるんだなあ・・・

 

と一抹の不安を感じたものの、

サンタさんのプレゼントというシチュエーションにのまれて

不安の回路はすぐにショートさせられ、

またボルテージは最高潮に。

 

 

いよいよ「下がふわふわの運動靴」のご登場です!

蓋を一気に明け放つとそこにあったのは・・・・

 

 

 

全面薄いピンク色で、

側面にニッコリ顔のスヌーピーがプリントされ、

脱着しやすいマジックテープ仕様の、

 

 

 

下がペッチャンコな運動靴が・・・・・・・(☉∀☉)

 

 

 

「おかぁ~~~~~さ~~~~~~ん(泣)」

と放心状態の私は母に助けを求めました。

 

もちろん靴を小脇に抱えてニッコニコな私を想像していたであろう母は

明らかに不思議そうな顔でやってきました。

 

母:「サンタさんのプレゼント、どうだった?」

 

私:「下がふわふわって言ったのにペチャンコにがきた(●`□´●)」

 

母:「えぇ!?だってあんた運動靴が欲しいじゃないの?」

 

私:「うわ~~~~~~~~ん(。´Д⊂)

こんなんいらんわぁぁぁぁ~~~~~~~。+゚(゚´Д`゚)゚+。」

 

 

今思えばなんて親不孝な事を・・・・と切なくなりますが

子供の期待値に不純物はなく、

混じりっ気なし、純度100%の夢と希望で構成されています。

良くも悪くも真っ直ぐな幼少の私・・・・

ゆえにそのガッカリ感たるや相当な物でした(´Д`;)

 

 

結局母の渾身の説得に泣く泣くその靴を冬休み明けから

履いて登校する事になったのですが、

ことの外みんなから「かわいいね~」などと言ってもらえ、

なによりも履き心地が最高だったため

破れてボロボロになるまで履きつぶし、

結局かなりお気に入りの靴だった事を覚えています。

 

 

子供の真っ直ぐさも、時には凶器になって

親の心を簡単にえぐってしまいますが、

あの時母が耐えきれずに返品や交換に行かず、

そのまま受け入れる事をすすめてくれた事に今では感謝しています。

 

 

 

 

フッと小さい頃の自分のクリスマスや誕生日を思い出してみると、

案外大人だからこそ気付ける事も多いような気がします。

 

そして記憶に残る程の事だからこそ意味があるのかもしれません(*^_^*)

 

 

 

 

朝からなんだかほっこりしてしまいました(´∀`)