昨日の朝、みんな現場に出ていたので一人で事務作業をしていたら
ピンポーンと誰かが来店したチャイムが鳴りました。
と、同時に「こんにちわあ~~~~」と低い声。
「はーーーい!」
と勢いよく返事をしてお店に出ていくと
ジャンバーを羽織ってニット帽をかぶったおじいちゃんが一人(・∀・)
少し大きめのショルダーバックを斜め掛けにして
「ここは何屋だん?」とおっしゃいました。
若干何事かと驚きながらも
「外構をしています。お家の周りの門やお庭なんかを造ってます。」
と言うと、
「ああ、そうかね。ここの前をバスで通って洒落た店だなと思ってさ。」
と嬉しいお言葉にお礼を言い、次の言葉を待っていると
「あのさ。店の絵をねえ、書いて日本中回ってんだけどさあ
これは10年も前ので若いんだけども・・・・」
といいながら作品集と新聞に載った記事のスクラップを取り出し
私の前に差し出しました。
わわ!ホントじゃん!!ホントにちょっと若い(笑)
確かに放浪しながらスのケッチ画家だ・・・
リアルやや山下きき清なんだなあ。
ホントに放浪しながら絵を書いてるなんてスゴッ!!
なーんて思いながら作品集や記事に見入っていると、
「ここ(お店)書いたら素敵になるで書くからさあ、
社長が帰ってきたら見せてくれりゃいいで
気に入ったら2000円で買ってみてよ。
パソコンに取り込んだら何にでも使えるしさ。
鬼木輝夫で調べたら外国のスケッチやら出てくるで見てみて。」
と核心をついて話し出したおじいちゃんに
「あ・・・はい・・・。じゃあお願いします( ̄∇ ̄)」
と、戸惑いつつもどんな絵が出来上がるのか興味が湧いたし
おじいちゃんのかわいいキャラに心をほだされたという事もあいまって
お願いする事にしました(^ω^@)
ショルダーバックから絵描き道具を取り出し、
ササッと外に出て、バス待ちの人用のベンチ(うちは関係ない)に
腰かけると、スラスラスラ~~~~~とラスティック外観が
白い紙の中にどんどん現れていき、
「椅子持ってきましょうか?」
と話しかけるも、耳が遠いという事もあるのでしょうが
グイッと集中してみえるようで、何の反応もございません。
異常なしっ!
・・・ただ、ひたすらに書き続けています。
色付けはとってもあわ~~~~~い色で
優しそうなおじいちゃんの雰囲気がよく出てる優しい絵だな~(´∀`*)
と思える独特のタッチです。
なんだかステキ♪♪
聞くと御年80なんだそうで、お仕事を辞められてから20年、
全国を回りながら放浪のスケッチ画家をしているんだそうです。
が!
「最近は女房が嫌がるで安城ばっかりまわっとる(笑)」
とお茶目な一面も(●´艸`) 仲が良いんですね(●´艸`)
安城の方だったみたいです(^-^)
そしてこれが鬼木さん渾身の作品!
「朝日に照らされるラスティック」←勝手に私が命名。
どうぞ!!!
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