私は足が大きいため、なかなか欲しい靴で履ける靴がございません。
そのため靴が欲しいからって普通の靴屋さんに行っても
ただただいたずらに撃沈するだけです。
今はネットというありがたいマーケットがあるため
靴探しが楽になりました。
いくら私のサイズ表記でも試し履き出来ない為、
実際は案外小さくて履けなくて返品という事はたくさんありましたが・・・
で、何年か前にヤフオクで中古の本革のブーツが
私の履けるサイズで出ており、
無我夢中で落札し、(←ほぼライバルはいないが)
届いてから履いてみてもどこも痛くないし窮屈でもなく
履きやすくて歩きやすくて色も大好きな革の色で
それ以来何年もお気に入りのブーツとなっています。
シーズンオフにはしっかりクリーニングに出して
本当に大切に使っています。
それでもやはり使えば劣化はするんですねぇ・・・
先日仕事に履いていこうと
玄関を飛び出し車に向かって小走りしたら
パッと視界に何かが飛び込んできました。
一瞬ゴキブリが出てきたと思って
「ッッッヒぃ!!」
と小さく叫んで急ブレーキ!
よ~~~く見てみると
朽ち果てたブーツのかかとのゴムが
小走りの動きに耐えられず取れてしまい
勢い余ってピューと前に滑り出てきたのでした。
ゴキブリじゃなくて一安心したのもつかの間
ブーツのかかとのゴムという事は・・・・・!?
ヒョイっとかかとの裏側をのぞくと
露骨にあらわになったまさかのプラスチックとひしゃげたクギ、
そこにカスカスのゴム片が虚しく付いていました。
木のヒールと思ってたのにプラスチックとは驚いた!
時間が無かったからそのまま行っちゃおうかと思いましたが
”このままで使ったら修理すら出来なくなる!!”
と、自転車のパンクを見て見ぬふりして乗ってしまい
結果的にタイヤごと交換となり高くついた事を思い出し、
さっと踵を返し、違うブーツに履き直して仕事へ向かいました。
その日の夕方、早速靴を修理してくれるお店へ持って行き
「かかとのゴムを付けてください」
というと、店員さんが「20分くらいかかりますがいいですか?」
とこれまたビックリな事を言いました。
何日もかかるんじゃないのかい!?と頭で半信半疑でいると
目の前で早速おじさんが釘をペンチで挟んでグイグイ抜いていく。
「いい」と返事をする前から作業にかかる職人。
「いい」待ちをする女性店員。
「いい」というのを忘れて荒々しい釘抜き作業にビビる私。
もちろんすぐに我に返り返事をしお願いしてきました。
今日はそのブーツを履いています。
新品の底だけとてもキレイでちょっと存在が浮いてますが
リニューアルしたこのブーツ、まだまだ何年も使えるスタイルになりました。
もう小走りでもゴムが取れない快適な履き心地♪
大きな足でもお気に入りの履き物に出会えた事に感謝です。
大事な冬の相棒のお話でした(´ω`*)
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