先日、息子の通う小学校で音楽発表会がありました。

歌を歌う学年あり、楽器を奏でる学年あり。

保護者が見に来るとあって子供達もちょっと緊張した面持ちで、

でも嬉しそうに頑張って練習の成果を見せてくれました(ｏ´∀｀ｏ)

 

我が家の息子は小学４年生。

小学校の伝統で高学年は和太鼓を習い、披露するのですが

今年は息子の学年がその和太鼓披露でした。

 

しばらく前からやたらと太鼓の練習をしてまして、

すっかり私もお囃子（おはやし）を覚えてしまう程。

 

♪ま～～つりだ　ま～～つりだ　ドコドン　ドコドン♪

 

さて、いざ本番に向けて私もそれだけくどく、幾度も頑張った成果を

動画として保存すべく、前日にはバッテリーのチェックをして、

うっかり忘れない様にしっかりとカバンに入れて準備万端です（●´3｀）

 

当日少し前の時間から出向いて場所とりです。

事前にどの位置で演奏するか聞いていたのでベストポジションを狙います。

前の学年の演奏が終わると、ヌーの大群が新しい餌場を求めるかの如く

ベストポジションを求める大移動が始まります。

ザ～っと引く人、ザ～と求める人。

なかなかの餌場、ベストポジションを確保する事が出来一安心です。

かなり重要な戦いをひとつクリア出来たのです。

 

 

さて、続々と子供達が入場してきました。

私も何度となくビデオカメラのチェックをして待機します。

絶対いい画を撮って、夜家族で笑いながら観るのだ！

 

体の芯から揺れる程の大きな深い音で

子供達が一斉に太鼓をリズムよく叩きます。

私もその演奏に応えるようにあえて構図にもこだわり、

看板　か～ら～の～～～　息子のアップ。

とか、ちょっと面白くなるようにオーバーに録画し

演奏も録画も出せる力の限りを尽くして燃え尽きました。

 

息子の結婚式にはこの太鼓を叩く姿を流してやるのだ。

そして会場の笑いを誘うのだ！

 

さて、いよいよその日の晩の上映会。

その前にキャメラマンとしては「出来」をチェックする必要があります。

自分としてはかなりの手ごたえはありました。

凄くいい場所を撮れた事もそうだし

私の出来る限りのテクニックを使ったし

なによりも真剣な中にちょっとテレのある表情で頑張った息子の

一部始終を記録できたのですから♪

 

 

ビデオカメラの電源を入れ、ワクワクしながら再生ボタンを押すと

ちょっとおかしなチャプター画面が出てきました。

 

 

・・・・・ん？

 

 

そこにはその日私が着ていたカーディガンの生地らしき物が

どアップで写っています。

おかしい。まず初めは「音楽会」の看板から始まるはずなのに

何故カーディガンがアップで写ってる・・・・のか？？？

 

 

 

 

 

おそるおそるそのチャプターを選んで再生を押すと

カーディガンのどアップと共に

 

「よかったね～～～～、頑張ってたよね～～～～、

こっち気付いてたよね～～～、

いい場所だったしホント良かったわ～～～♪」

 

とママ友と話す私の声が・・・・・・・・・∑（*☼＿☉*）

こ・・・これは・・・・・・・・

 

どうやら私は「録画」しているつもりで「スタンバイ」になっており、

「スタンバイ」にしたつもりが「録画」になっていたという

大失態を犯してしまったのです＿|￣|○　||||||

 

家族も息子も私を責めず、

「まあしかたないよ」

と慰めてくれ・・・・・たけど！

いっそのこと叱っておくれ～～～～～～～！

切なくて胸が苦しいよ～～～～～！

 

 

こうして、我が家になんの記録も残らぬまま、

息子の太鼓発表は幕を閉じたのでした・・・

 

チーン